野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

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パナマ シンドローム

 このタイトルは米ニューヨークタイムス社サイトの動画タイトルから拝借。

  The Panama Syndrome

 報道内容はこちら。

  From China to Panama, a Trail of Poisoned Medicine【The New York Times】5/6 <英文>
  (※The New York Times関連は無料登録が必要?)
  中国産毒性物質、風邪薬として売られていた【朝鮮日報】5/7
  中国製ニセ風邪薬、海外で死者多数【大紀元】5/8

 日中報道協定(Wikipedia)の影響のせいかは知らないが、日本のメディアではこの件について報道していない。
 朝鮮日報や大紀元が日本語なのでわかりやすいが、英文のニューヨークタイムスはもの凄く詳細で気合いが入ってる。
 とりあえず、ニューヨークタイムスの記事を機械翻訳して、うちなりにまとめてみた(英語力が乏しい管理人なので誤解がありましたらお知らせ下さい。他意はないので修正させて頂きます)。

《2007.5.9 19:30追記》
 この記事を投稿後、中国政府が公式発表しました。

  パナマ患者死亡 薬に物質混入【NHKニュース】5/9 (Googleキャッシュ)

 NHKだけに、中国寄りで、ニューヨークタイムスと見解がずれているのが(´・ω・`)
 他のメディアがどう追随するか見物だなぁ。

《2007.5.10 17:00追記》
 リンクミスを修正。NHKニュースはすぐ消えるので Googleキャッシュ追加。


 2006年9月、パナマで体の一部がマヒしたり停止する奇病が発生、当初はウイルスや細菌が原因ではないかと隔離なども行われたが、患者が増える一方で原因が特定できずにいた。
 そうした中、心臓発作で入院した患者が、突然この奇病を発症。これに注目した所、咳止めシロップ(Lisinopril)を飲んでから様態がおかしくなったことがわかり、薬を調査したところ、シロップの成分であるグリセリンが、不凍液などに使われる工業用のジエチレングリコールであることがわかった。
 この薬、26万瓶が政府機関より製造、配布されていたからたまらない。死者は365名の報告を受け、100名が確認されている(大半が子ども)。貧しい患者は医師に診てもらえない可能性が高いので、正確な数字はわかっていない。この薬で死亡したのかを調べるため、土から死体を掘りあげられてもいた。

 この偽グリセリン(ジエチレングリコール)、中国の貿易会社、スペインの貿易会社を経て、パナマに輸入されているが、検閲はザルだったようだ。さらに輸入されてから 2年間もパナマ国内に保管されていたらしい。
 もし、途中で一度でも検査されていればこのような悲劇は起こらなかっただろう。


 これに対する中国政府の動きはどうなのだろうか。

 実は10年前にとんでもない「実績」がある。
 ハイチで偽風邪薬によって88人の子どもの命が奪われた。米国食品医薬品局(FDA)の調査により、その風邪薬は中国大連で製造されたことが判明、工場を調査しようとしたが、中国当局の許可が下りない。
 1年経って許可が下りたときは工場は移転、記録も抹消されていた。

 では、今回はどうか。
 昨年秋、(パナマと中国には国交がないため)米国の依頼で、偽グリセリンを作ったとされる Taixing Glycerine Factory社と、最初の仲介業者である CNSC Fortune Way社を中国政府機関(日本で言う厚生労働省)が調査することになった。
 その結果、工場からグリセリンではなく、ジエチレングリコールと他2種の物質が発見されたが、この先が凄まじい。

 この工場は薬品の製造を認可していないので、我々の管轄ではないと早々に決断を下した上(貿易会社についても同様)、「どちらかが法を犯したという証拠はでなかった。法廷で裁く必要もない」と結論づけてしまった。
 製品に関する政府機関の対応も調査依頼に驚いた上で、「我々は滅多に輸出販売される製品にかかわらない」と言い切ったしまう始末だ。

 なんだこれは?(´・ω・`) (誤訳による誤解ならいいですが…)

 そのせいか中国政府は何もしていないし、人民日報 日本語版を見ても、この件に関する報道は一切されていない。ちなみにパナマでは、何人かが逮捕されている。


 グリセリンを製造していないはずの Taixing Glycerine Factory社だが、インターネットでは堂々と「製品」として今でもグリセリンを掲げている。

  Taixing Brand Glycerine

 ご丁寧に問題の偽グリセリンを輸出した同じ年の証明書まで掲げている。
 インタビューで、この件について同社法定代理人に質問したところ、打ち切れてしまったらしい。
 余談だが、ホームページに掲載されている会社の写真は本物と違うと、ニューヨークタイムスのページに比較掲載されていた。

  A Poison's Path

 一つ興味深いのは、同じように偽風邪薬を作り、中国国内で販売したブローカーは逮捕されている点だ。少なくとも18名死亡したため見逃せなかったのだろうが、なんだかなかぁと思ってしまった。
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コメント

 お久しぶりでございます。ジエチレングリコール/不凍液の亡霊がこんな所に出てくるとは思いませんでした。しかも「薬」というモノに入っていたのだから驚きですよね。

 薬にさえ入っているとなると色々な中国産のもの、もしかしたらお土産のお菓子やらにも…っていう想像も働きます。妄想ならいいのですが。
 ワインの時はいち民間業者のお話でしたが、こちらは国営ですから。日本で「ワインに不凍液」の話が出た時は結構騒ぎになった記憶が子供心に残りました。が、今回は不思議なくらいに騒いでませんね。なにかイヤなものを感じます。もしかしたら日本人が中国のこの手の話に慣れっこになってしまったのかもしれません。それはそれでイヤだなぁ。

  • 2007/05/25(金) 21:13:55 |
  • URL |
  • よすけ #-
  • [ 編集]

こんにちは、よすけさん。
大変ご無沙汰になってしまい、申し訳ありません。

あまり騒がれないのは、日本で直接販売されてなかったせいかもしれません(後に一部の業者がホテルなどに卸していたことが判明しましたが)。

中国産については「慣れ」というより、マスメディアが危険性をあまり報道しないせいもあると思います。最近は餃子騒動が取り上げられましたが、すでにうやむやな感じになっちゃってますし(´・ω・`)

ソースが大紀元なので煽りがありますが、こんなのが日本に入らない事を祈ります(笑)。
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態
その1 http://jp.epochtimes.com/jp/2008/01/html/d64248.html

その7 http://jp.epochtimes.com/jp/2008/02/html/d84299.html
(その2~その6は、その7から辿れます)

  • 2008/02/18(月) 11:42:18 |
  • URL |
  • tanukur #VgYZu9o6
  • [ 編集]

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