野良里蔵狸 -norakura-

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歯科医療でB型/C型肝炎が感染する?

 厚労省内にある「第4回 後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針(エイズ予防指針)見直し検討会 議事録」を読んでて気になった発言があった。

歯科診療については、B型、C型肝炎になってしまう問題があり安心してかかれないことがある。

 HIV感染者が歯科治療を受けるケースの発言だが、歯科診療でB型、C型肝炎が感染する恐れがあることは知らなかったのでびっくり。ちょっと調べてみたが、それなりに常識らしく、歯科医なら誰でも知っているらしい。あらら(´・ω・`)
 せっかくなのでまとめてみた。


 まず、それぞれの肝炎について。私も肝臓が悪くなる事くらいしか知識がなかったのでまとめてみた。

 B型肝炎の特徴(厚労省:B型肝炎について(一般的なQ&A)より)
  ・血液を通して感染する(母子感染は何もしないと80%以上).
  ・感染には一過性感染と持続感染(キャリアー化)がある.
  ・成人での感染は一過性感染が多く、数週間で回復, 体内に免疫ができる.
  ・持続感染でも治療すれば免疫ができる.
  ・免疫ができると死ぬまで感染することはない.
  ・感染すると倦怠感に引き続き食欲不振・悪心・嘔吐などの症状がでる.
  ・持続感染の場合、約10?15%が慢性肝炎を発症する(劇症化することもある).
  ・慢性肝炎を放置すると、肝硬変、肝臓がんに進展する.
  ※近年は例外あり(B型肝炎、欧米型が急増【朝日】)

 C型肝炎の特徴(厚労省:C型肝炎について(一般的なQ&A)より)
  ・血液を通して感染する(母子感染は2?3%と非常に低い).
  ・感染すると約70%前後が持続感染(キャリアー化)する.
  ・急性期ではB型肝炎よりは症状が軽く気付かないことが多い.
  ・慢性感染の65%から70%は、慢性肝炎となる.
  ・70歳までに治療しないと20?25%が肝臓がんになる.

 肝炎にはA?E型まであるが、キャリアー化し感染するのはB型,C型だけらしい。感染しても発症しない限り、悪影響がないのはエイズに似ている(エイズはHIVウイルスに感染し、発症して初めてエイズ患者になる)。
 こうしてみると、キャリアーに対し歯科医が注射針や治療器具を消毒・滅菌もせずに使いまわせば、感染源になるのは容易に想像がつく。歯科治療中に血液が付着するのはよくある事だ。
 では、現実的に歯科医がこの点を注意して治療を行っているかというとかなり疑問がある。先週末(2005年5月14日)にこんな報道があった。

  HIV:歯科医師会などに診療体制確保を通知 厚労省【毎日】

 厚生労働省の研究班の調査で、歯科医の4分の1強がエイズウイルス(HIV)感染者の診療を「原則として断わる」と回答した問題で、厚労省は都道府県や政令市、日本歯科医師会などに対し、適切な歯科診療体制を確保するように通知した。歯科医500人を対象にしたアンケート調査で、当初は253人が回答し、25.8%の診療拒否が判明。最終的には440人が回答し、28%が「原則として断わる」とした。

 エイズも肝炎も同じ血液感染。HIV感染者が治療を受けられる歯科医は、肝炎に対しても安全に治療を受けられると考えても問題なさそうだ。ただ、この統計を鵜呑みにすると約3割の歯科医は肝炎に対しても無防備ということになる。
 ただ、このアンケートには疑問が残る。回答数が少ない上、都道府県、政令市、日本医師会には通知しただけで、アンケートがどの対象に行ったのか明確になっていない。それ以前に、治療は患者の自己申告を前提としており、普段から感染防御体制で治療してくるかまでは踏み込んでいない。HIV感染者にしろ、肝炎ウイルス感染者にしろ、自己申告以前に自覚していない場合がかなり多いはず。まして、肝炎の場合は致死性が低いので、エイズと違い、無頓着な場合が多いのではないかと考えてしまう。

 いろいろ見ていると、厚労省は通達だけで現場任せなのが現状のようだ。また、歯科医のサイトを見ると、消毒、滅菌など感染防疫に対するコストは患者負担になっている。すなわち、保険適用外で治療費に上乗せされている。こんな事は聞いたことない。保険適用外なら患者に聞かなくていいのか?。もしかしたら、防疫していないから聞くまでもないのだろうか。

 ただ、B型/C型肝炎ウイルスキャリアーの増加する一方なのことを考えると(推定それぞれ約150万人以上)、感染防疫をしていない歯科医が多く、これが大きな感染源になっているのではないかと邪推してしまう。
 これはB型/C型肝炎の感染は血液感染であり、いわばエイズと同じ。性交渉やキャリアーが使用した注射針の使い回しくらいしか感染しないのに 300万人以上も感染するのだろうか。素人考えだが、ちょっと歯科医が怖くなった。

 歯科医は5年以上も行ってないが、行く機会があったら試しに「B型(C型)肝炎なんですけど大丈夫ですか?」と声をかえてみようと思う(ちなみに私は今年の健診で B型、C型共に陰性)。医師は一体どんな反応をするのだろうか。

 余談。歯科医をいろいろ調査したらこんなサイトを発見。

  デンターネット 全国マップ

 歯科医の口コミ情報サイト。この手のはヤラセも多いが、管理人がそれなりに監視しているので、ただの口コミよりは信頼できそうだ(サイト コンセプト)。
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