野良里蔵狸 -norakura-

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募金活動はアルバイト:その後

  虚偽広告でバイト集め、街頭募金の容疑者2人逮捕 大阪 【朝日】

 NPOを名乗った募金活動に虚偽の求人広告で集めたアルバイトを使ったとされる事件で、大阪府警は31日、グループの実質責任者の横井清一容疑者(34)=大阪市阿倍野区共立通2丁目=と、グループ代表の仲地暁容疑者(60)=大阪府堺市赤坂台3丁=を職業安定法違反容疑で逮捕した。横井容疑者は「2、3人は広告通りの仕事をさせた」と容疑を否認、仲地容疑者は「横井(容疑者)が中心となって一緒にやった」と容疑を認めているという。府警は、集めた金は数千万円にのぼるとみている。

 捜査2課の調べでは、2人は昨年10?11月、複数の求人情報誌やインターネット上にケーキの試食品配りなどのアルバイト募集を装う虚偽の求人広告を掲載し、集めた学生らに時給1000円で募金活動をさせた疑い。街頭で募金活動をする際に必要な道路使用許可は、府警から得ていた。2人は4、5年前に仕事を通じて知り合ったという。

 横井容疑者らは「NPO緊急支援グループ」と名乗っていた。内閣府は2月、このグループについて「(NPOとして)認証した事実はない」としてホームページ上で注意を呼びかけていた。

 先週のニュースだが、過去に募金活動はアルバイトと記事を書いたので取り上げたい。この報道、すっかり見落とし、偶然、週末のブロードキャスター(しかも放送途中)で知った次第。少し反省。
 ようやく逮捕されたかと安堵する一方、素直に喜べない点もあった。


 まず、逮捕理由が職業安定法違反(虚偽広告)な事。募金による詐欺ではない。もし、これが虚偽の求人広告を行っていなければ逮捕できなかったかもしれない。

  “謎の募金集団”にご用心 【Daily Sports】

 捜査二課は当初、詐欺事件として捜査していたが、募金に応じた“被害者”の特定が困難なため、職業安定法違反容疑を適用。

 詐欺事件として追っていたが、やもえず職業安定法違反に切り替えている。もし、こういった糸口がなければ逮捕できなかっただろう。個人レベルで行われている募金詐欺は未だに取り締まれない実態が浮き彫りになっている。今回、この事件を受けて、国会議員がヒアリングを行った。

  街頭募金事件、国会議員がヒアリング 【TBS NEWS】

 大阪の男が嘘の募集広告で集めたアルバイトに街頭募金をさせていた事件は、ボランティア団体などの募金活動にも影響を与えています。このため、国会議員が金の流れが不明瞭な募金団体の規制に向けて動き出しました。
(中略)
 このような「偽」の募金団体の影響で、盲導犬の育成や難病患者の支援を行う善意のボランティア団体などの募金活動にも影響が出ていることから、国会議員が2日、警察庁やボランティア団体からヒアリング調査を行いました。
 
 「こうした偽募金活動が横行すると盲導犬施設に対する市民の信頼を損いかねないですし」(全国盲導犬施設連合会)
 
 「テレビの報道がありましてからは多くの方々から『おたくじゃないの?』とか『ジャンパーが一緒じゃないの?』とか疑いの目で見られたり、あるいは(募金を集める)ボランティアの家族から『あなたの団体も同様では』と言われたという報告が来ています」(難病の子供の支援団体「メイク・ア・ウィッシュ」)
 
 また、偽募金対策の弁護士グループも結成され、意見交換を行いました。 2日は民主党議員を中心とした会合でしたが、今後は議員立法に向け、超党派で対策を練っていくということです。
 ※本記事が削除されてるので Googleキャッシュより引用。

 ようやく国会議員も動き出したかと思う反面、

  募金苦境、逮捕事件の余波 金額減り、「偽もの」非難も【Yahoo! NEWS】

 「赤い羽根」で知られる社会福祉法人「大阪府共同募金会」の古谷泰景事務局長は「募金団体がまともかどうかを区別するのは難しいが、規制するよりも募金の受け皿はたくさんある方がよく、どうすればいいのか」と戸惑っている。

 募金を規制するのを懸念する声もある。考えれば、規制をすれば募金詐欺を減らせる反面、何かをきっかけに行う小さな善意による募金活動が制限される危険がある。そう考えると、TBS報道に登場し、規制に賛同すると思われる団体が気になった。募金の流れがちゃんと明瞭な募金団体なのだろうか。

 最初、全国盲導犬施設連合会のHPをみるがお決まり文句が多い上、財務面が一切公開されていない。複数の財団法人の連合体のせいなのか?。とても明瞭とは思えない。そこで連合体の一つ、財団法人 日本盲導犬協会を見ると、こちらには財務報告があった(ここ)。ただ、驚いたことに決算報告書がない。収支予算書、事業計画書のみ。なので、いくら募金が集まったかが分からない。いいのか、これ?。しょうがないので収支予算書を見ると募金の予算額が凄い。平成17年度の募金箱収入額、実に1億4,000万円。うはー。さらに平成16年度を見ると 1億3,000万円となっており、1,000万円増額されてるのが何とも。きっと今年の決算で 1億3,000万円以上は集まったのだろう。ちなみに寄付金を含めると予算は5億円。その割には、犬購入費が 700万円、犬飼育費が330万円と心許ない。今回は募金を追っているのでこれ以上は書かないが、ちょっと考えてしまった。

 次に、難病の子供の支援団体「メイク・ア・ウィッシュ」のHP。決算報告書はあるものの、2003年度で止まっている。また、募金は寄付扱いと一括りにされ、募金箱による収入は分からない。しかも、「子どもの夢の実現のために使われた経費は45,299,236円です」とあるが、支出の部を見ると内訳がさっぱり。96,210,441円の支出欄には誰もが子ども達に役立ったと分かる欄が設けられていない。以前、噂で赤十字募金かユニセフ募金の半分近くが必要経費として使われると聞いたことがあるが、この数値はこれ?とか思ってしまった。さらに、財団法人申請準備金 3,000万円とか見てしまうと、げんなり。組織拡大のための募金をつぎ込んでないかと疑ってしまう。少なくとも私はこの決算書を見て、ここに募金しようとする気がなくなった。

 最初は募金詐欺を如何に防ぐかを考えて記事を書き始めたが、今はこうして調べていくと、詐欺でない募金団体も考え物だなと思ってしまった。これでは収支報告があれば、募金をどう扱おうが構わないというスタンスが見え隠れし、あまりいい気がしない。

 記事を書く前の私は、法規制すれば詐欺行為を撲滅でき、信頼回復できると思いこんでいたが、これは本質的な問題解決にはならないし、募金団体も募金箱で集めた金額を無頓着に扱ってるのを見ると、これを放置したまま、規制するのは間違いと思った。ヘタをすれば、こういった募金団体しか募金活動ができなくなってしまう可能性すらある。
 個人的には、募金団体は集めた善意の金額をしっかり報告することこそが信頼回復に結びつくんじゃないかと思う。これだけの金額集まり、そのうちこれだけの金額が役立っているとアピールすれば、募金した方もまたそこへ募金しようと考えるのでないだろうか。誰だって、訳がわからない所へ募金などしたくない。しかし、困った人は助けたい。ところが募金の流れを明確にしている募金団体がわからないのが現状だし、今回は明確なところはなかったので残念だ。

 募金は距離、時間に関係なく、困った人を手助けできる数少ない手段の一つなので、早く信頼を回復して貰いたい。
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