野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大学生の3人に1人「春はあけぼの」の意味が分からず

  大学生「蛙」って何?35%答えわからず 国立国語研究所調査 【読売】9/17

 個人的には科学常識や漢字の時と同じように、このような報道は学生のレベル云々より、例題を見て自分がどの程度かを自覚するところに意味があると考えているので、ネタに(笑)。
 で、今回のお題はこんな感じ。

 ・「春はあけぼの」の意味は?
 ・芭蕉の俳句「古池や 蛙飛び込む 水の音」の「蛙」の読み方は?
 ・童謡「赤とんぼ」の「負われて見たのは」の歌詞の意味は?
 ・「夏は来(き)ぬ」とはどんな意味?

 正直、理系の私は正答率が学生並でした(´・ω・`)
 今回は無駄な知識が増えたと言うことでヨシとしよう(おい)。

 他に、新聞コラム「日本の牛乳はこれほど腐りにくくていいのだろうか」の筆者がそう思った理由を問うものがあったが、これは 2002年7月13日朝日新聞の天声人語らしい。間違っているかもしれないが、多分これだろう。

 何でも腐りやすい季節である。なのに、これほど腐りにくくていいのだろうかと思うときがある。たとえば牛乳だ。日持ちがいい。英国に滞在していたときは、冷蔵庫に入れていてもすぐ腐ってしまうのに閉口した。日本との違いに驚いた。閉口はしたが、納得もした。牛乳は本来腐りやすいのではないか、と。高温多湿の日本の夏である。牛乳はともかくとして、さまざまな食品に保存のための工夫がされているのだろう。ありがたい半面、やりすぎではないかと心配にもなる。人工的な手を加えすぎているのではないか、と。「食」をテーマにした本社世論調査(12日朝刊)でも、多くの人が食べ物の安全性に不安をもっていた。なかでも添加物への不安が大きかった。目には見えないし、影響もはっきりしないから気がかりは増す。調査結果で驚いたのは、食生活は良くなっているかどうかの項目で、世代の差が極端なことだ。年齢が高くなるほど「良くなった」、低くなるほど「悪くなった」という。高齢者は50年前に比べると良くなったと考えたのだろう。悪くなったという若い世代は、自分の食生活が貧しくなった実感を語っているのか。カロリーの取りすぎを心配する人も多い。肥満が深刻な社会問題になっている米国と比べると深刻度はずいぶん違うと思う。しかし、米国並みにダイエットの本や食品があふれるのは、心理的な要因が大きいのではないだろうか。中国製の「やせる」薬で死者が出た。極端な例かもしれないが、「食と健康」について再考を促す事件だ。
 食品添加物があるあたり、朝日新聞らしいコラムだ。ただ、文章が乱雑なのが少々気になる。逆にツッこめる文章だから題材にしたのかな?(おい)。

 以下、正解と戯れ言。


 正解は以下の通り。

 「春はあけぼの」の意味は「春は夜が明け始めるころが素晴らしい」。
 芭蕉の俳句「古池や 蛙飛び込む 水の音」の「蛙」の読み方は「かわず」。
 童謡「赤とんぼ」の「負われて見たのは」の歌詞の意味は「背負われて見たのは」。
 「夏は来(き)ぬ」の意味は「夏が来た」("ぬ"は完了を意味する助動詞)。
 新聞コラムは「何らかの加工をしていると思ったから」という趣旨。

 で、戯れ言。
 この記事、よく見ると情報の公平さに欠けている。情報ソースが政府機関を通した報道発表や学術論文ではなく、一学会での研究発表(非公開)。また、学生の統計がしっかり明記されていないのもまずい。調査場所(大学名)やサンプル数がさっぱりわからない。統計学的に有効なものなのかすらわからない。悪い言い方をすれば「情報操作」とも取れるので、こういったとこはしっかり明記すべきだろう。

 記事を読むと「国立国語研究所の島村直己主任研究員らの研究グループが17日、千葉市で開かれた日本教育社会学会でこんな調査結果を発表」とあるが、これだけではよくわからないので調べてみたら見つかった。

  研究発表(1日目)

 「?-7部会 大学生」という部会で、「大学・学生調査の分析」「Fランク大学における学習活動」と共に「大学生の国語力と英語力」として、一講義室で発表が行われたようだ。
 こう見ると報道側の姿勢も少々気になる。こんだけ題材がありながら、大学生の日本語の不出来だけを記事。英語力や他の研究報告は全くスルー。一講義室での研究発表(非公開)を取り上げるのも不自然だ。まるで事前に知っているようにも見える。
 国立国語研究所にでも頼まれたか?とも思ってしまう(マスコミに学生の国語力低下をアピールしてもらう=交付金アップを狙う構図)。

 こうなると国立国語研究所が気になる。ざっと見たら結構大がかりな組織だった。財務状況を調べてみたら、平成15年度財務諸表(PDF形式)が見つかった(16年度はまだ)。運営費交付金、実に約12億円。予算を見ると 16年度は下がっているので大変なのだろう。

 それはともあれ、読売新聞は「大学生"蛙"って何?35%答えわからず」とゴシップ記事みたいにしないで、「大学生の現状」などと、総合的に把握できる記事にして貰い、その中に大学生の国語力のなさを記載して貰いたかった。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanukur.blog8.fc2.com/tb.php/301-e6bdf1c0

FC2Ad


アクセス解析

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。