野良里蔵狸 -norakura-

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算数がわからない子ども達のための「新教科書」?

  バイバイ 算数嫌い 平均点グングン、新教科書 [産経]11/2

 大学生の学力低下の原因が小学校教育(とくに教科書)にあるとする大学教授らが今春から発行した『学ぼう!算数』が注目を集めているらしい。
 学習指導要領にとらわれない編集のため検定を受けていないが、試用した学級では平均点が12点以上アップ、副教材として採用している私立小学校でも評価が高いとか。


 記事では、算数ができない大学生の現状を分析した教授が登場。続いて、現行の算数の教え方がいかにまずいか、海外はどうなのかを紹介した後、とどめは「演習問題は平成十四年度の学習指導要領で三分の一に減らされた。それ以前も減らし続けており、五〇年代と比べれば、子供がこなす(勉強)量は四分の一しかない」と警鐘を鳴らし、実績からこの本がいかに素晴らしいかが演出されている。

 ただ、副教材として学習効果が上がったのはわかったが、算数がすでに苦手な児童が「学ぼう!算数」でできるようになったとは書いていない。あくまでもこの副教材を使って授業を行ったケースしかない。記事冒頭には『算数がわからない?。そんな子供たちのための心強い「教科書」が誕生した』とあるのに、この教科書を与えたおかげで算数がわからない子どもがわかるようになった事例がないのが気になった。

 そもそも産経新聞が「学ぼう!算数」を取り上げた意図がわからない。おそらく、現行の教育制度に対する警鐘で、このような本こそを教科書にすべきだといいたいのだろうが、ならば「算数がわからない」「算数嫌い」というよりは、「算数がわかる」とすべきだろう。煽りを入れて、この本を使えと言わんばかりの姿勢に少々嫌悪感を感じた。
 また、一般の教科書が 300?400円(但し、上下になってる場合が多い)に対し、987?1,155円はちょっと高い。教科書を目指すのであれば、もう少し安くできないものだろうか。これでは参考書止まりな気がする。よく見ると出版元はチャート式参考書で有名な数研出版だった。

 ただ、今の教科書でも十分かといえば難しい。半年程前、マンガチックな小学六年生の教科書(ドルフィンのまほう学校)を紹介した記事を見たときは、ゆとり教育の影響がここまで来たのかとびっくりした(現在、この紹介記事は削除されてますが、出版元が画像を公開しています。ただ、教科書全部を見た人の話だと全部こういう訳ではないとのことです)。
 「学ぼう!算数」の特色や教科書の違いを見ると、今の教科書にない安心感がある。図解にも工夫はあるし、できるだけ漢字を多用し、推奨学年の1学年下でも習う漢字にルビをふっているのは感心した。こういったギミックを教科書に活かせないものかと思った。

 もっとも教科書がよくなれば、算数嫌いがなくなるのかというと難しい。
 現在、算数ができない大学生が増えているが、教科書一つでそれが解決するわけじゃないし、もっと統合的に教育制度を考え直さないとダメかもしれない。一番重要なのは子ども達に考える力を与えることだと私は思うが、世間は逆行している気がするし。昔の教科書は素っ気なく難解だったけど、考え抜けば理解できない事はなかった。逆に、やさしくなりすぎた教科書が考える力を奪ってるのか?と、ふと思ってしまった。

 余談だが、以前、日教組(日本教職員組合)ホームページの「親子で学ぶおもしろ算数教室」を見たときは目が点になった。これなどは、算数を教えたいのか、反米教育をしたいのかさっぱりわからない。教える側(教職員)がこういった変な考え方ばかりでないのを望みたい。
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