野良里蔵狸 -norakura-

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台湾:中国産上海ガニからDDT(殺虫剤)?

  上海ガニから殺虫剤を検出 【大紀元】12/1

 台湾で、スーパーに販売されている中国産上海ガニを検査したところ、0.04ppmのDDT(殺虫剤)を検出したそうだ。
 上海ガニは輸入元から正規の品質保証書を受けている代物。「正規の」とわざわざ書いてあるところに胡散臭い業者もいることが想像できるが、それはさておき、品質保証された食品に DDT(殺虫剤)検出はシャレにならない。

 大紀元ネタは鵜呑みにする訳にはいかないので、先に報道ソースである「自由時報」を調べ、続いて DDTの危険性も調べてみることにした。


 台湾メディアは全く知らなかったが、台湾では自由時報は大手新聞社であり、タブロイド紙ではないのでそれなりに信憑性がありそうだ。
 そこでサイトを探し、該当する記事を見つけることができた。

  中國大閘蟹 驗出DDT 【自由時報】11/30[中文]

 タイトルが「自由電子報」なので「?」と思ったが、右上の[本社簡介](abous us)をクリックしたら、「自由時報新聞網」となったので間違いないだろう。あちこちに「台湾優先 自由第一」とあり、中国に屈しない意気込みを感じる(民進党派?)。

 ついでなので、いろいろ見ているとこんなのが。

  自由廣場 (自由広場?)[中文]

 どうもこの絵を見て投稿するらしいが(間違ってたらすいません)、下の絵に民主党・前原代表と思しき人物の跨っている馬に「親中政党」って書いてあるのが(笑)。少なくとも台湾では民主党を親中政党と認識しているのがわかる。

 脱線失礼。これで上海蟹に DDTが検出されたのは事実だろう。となると、次に気になるのが、0.04ppmのDDTは危険なのかである。

 DDTは発ガン性があり猛毒というイメージがあり、大紀元の記事でも「DDTに含まれる毒素は人体の脂肪と結合し、体外に排出することができず、最悪の場合肝臓ガンが発病する恐れがある」と危険なのがわかる。
 では 0.04ppmがどの程度危険なのかというと、そこまでは言及されていない。記事をよく見ると、消費者への呼びかけだけに終始し、禁輸措置が実施している訳ではない。

 ということで、厚労省関係のサイトでちょっと調べてみた。

  その他の化学物質規格厚生労働省食品化学情報

  牛乳のDDT規制値 0.05ppm以下
  食肉脂肪中のDDT規制値 5ppm以下

 ( ゜Д゜)ハァ?
 日本を基準とすれば 0.04ppmは牛乳でも基準値以下になる。ちなみに牛乳の基準値は WHO(世界保健機構)が提案する実際残留限度をそのまま利用しているので、政治的圧力という訳ではない。
 ならば、上海ガニから DDT検出は人体からみれば大騒ぎする程の事ではない。むしろ、DDTが検出されるくらい中国沿岸部が環境汚染されている方が問題だろう。中国産海産物には気をつけた方がよいと認識すればいいような気がする。

 なお、DDTを調べてみて驚いたのは、世間が騒ぐ程、人体に対する毒性が高くないという点だ(環境破壊の可能性はおいといて)。

  殺虫剤DDTの歴史農薬ネット

 考えれば終戦直後、日本の子ども達が真っ白になるくらい DDTを浴びていたが、これが原因で死亡した話は聞いたことがない。むしろ、これによりチフス等の感染症を撲滅できた方が大きい気がする。

  喪われた化合物の名誉のために(1) ?DDT?K.SATOH's official website


スリランカでは1948年から62年までDDTの定期散布を行ない、それまで年間250万を数えたマラリア患者の数は31人にまで激減しました。この数はDDTが禁止されてから5年のうちに、もとの250万人まで逆戻りしています。DDTによって救われた人命の数は5,000万とも1億ともいわれ、これは他のどんな化合物をも上回るものです。その得失を総合的に考えた場合、安価でこれほどに効果の高いDDTを完全に葬り去るのは果たして得策なのか疑問を差し挟む声もありますが(アメリカ科学・衛生協議会議長ウィーラン氏による)、おそらくDDTの名誉が回復される日は永遠にやってこないことでしょう。

 真偽はともかく、最近の研究ではヒトに対し発ガン性が無い事、時間はかかるが自然界で分解されることが記されている。
 散布することで多くの人命が助けられた事実を考えると、発展途上国ではむしろ利用するべきなのか?と考えさせられてしまった。
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コメント

同感

DDTが人体への影響がなく発がん性もないことは自分も同感です。死ななくてもよかった人々、マラリアのことを考えても禁止するべきでなかったと思います。環境破壊という面ではどの程度の影響があるのですか?自分の本には生態系を破壊すると書いてあります。知っていいたら教えてください。メールアドレスに返信ください

 はじめまして、たなかさん。コメントありがとうございます。

 私も DDTについては本件で調べるまで「危険物」という認識しかなく、びっくりしました。防疫する意味でも発展途上国は使用するべきだと思うんですが、ここまで「DDT=悪」という認識がある限り無理でしょうねぇ…。

> 自分の本には生態系を破壊すると書いてあります。知っていいたら教えてください。

 申し訳ございません。私は専門家でもないし、インターネットで情報を拾うことしかできません。
 生態系破壊についても確証たる情報がなく、汚染状況を年毎に分析したものは記事は見つかりませんでした。生態系についてはただ「破壊する」だけでなく、「どのように破壊し、どの程度で回復する(回復しない)」という科学的根拠がない限り、鵜呑みにはできません。もっともビジュアル的には白い粉をまき散らすので生態系破壊を起こしそうですが(笑)。海外サイトを綿密に検索すれば見つかりそうですが、私にはちょっと無理です。
 以上より、メールはご返信できませんのでご了承下さい。

  • 2006/01/24(火) 12:00:57 |
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  • tanukur #VgYZu9o6
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