野良里蔵狸 -norakura-

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危険部位混入の米国産牛肉を輸入した業者は?

 1月20日、米国産輸入牛肉から危険部位(脊柱)が発見され、輸入を全面凍結した報道が流れた。

  BSE緊急ニュース【日本食糧新聞】1/20記事

 危険部位混入は、ずさんな米国食肉業界だけにいつかは起こすと思っていたので驚かなかった。むしろ、「どこがどんな目的で輸入したのか?」が気になったが、これがあまり報道されていない。リンク先の記事によれば「日本シイベルヘグナー社が骨付き牛肉としてニューヨーク州にあるアトランティック・ヴィール&ラム社に依頼」(ヴィールは「子牛」、ラムは「子羊」の意味)とある。

 日本シイベルヘグナー社?。外資系なのはすぐに判るが、あまり聞き慣れない会社だ。早速調べてみたが、いまいち牛肉との関連がつかない。


  日本シイベルヘグナー社

 スイス資本の専門商社で、会社概要によると、「日本シイベルヘグナー株式会社は、医薬・化学品事業部門、食品・食品原料事業部門、テクノロジー事業部門、消費財事業部門の4つの事業部門と財務・管理部門から成り立っています」とある。
 食品原料事業部門はあるが、ググると、精密機器や測定機器などばかりヒットし、食品関係が出てこない。
 食品・食品原料事業部門のホームページを見てもイマイチわからない。Newsはスイス産チョコレートの宣伝だし、Productsや毎日就職ナビの事業内容を照らし合わせて見ても、「医薬原料、化学品原料、加工食品原料、香料、食品添加物などの原材料」とどちらかというと加工品で、牛肉のイメージがわかない。
 そこで検索ワードを変えたところ、おぼろげながら見えてきた。

  FOODEX JAPAN 2006 国内出展者一覧(PDF形式)

 第31回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2006)(2006年3月14?17日)の出展リストに日本シイベルヘグナー株式会社がエントリーされており、会場が「フードサービス向け」、出展製品に「仔牛肉、フォンドヴォー」と明記されている。
 ここによると、「フードサービス向け」は「レストラン、飲食店、給食、惣菜、ホテル/宿泊」とあり、製品が「仔牛肉、フォンドヴォー」とあることから、レストランやホテルの洋食店がターゲットだろう。また、FOODEX JAPAN 2005には参加した痕跡が見つからなかったことから、米国産牛肉輸入再開に伴い、ビジネスチャンスと考え、商社として新規参入を試みたのだろうか。「フォンドヴォー」を考慮すれば、サンプルに41箱(約390kg)の「骨付き牛肉」を輸入したのもうなづけるし。
 ただ、輸入禁止措置がとられたことから、ちゃんと予定通り出展するかは疑問だ。さすがに「スイス産チョコレート」に切り替えるわけにもいかないし、辞退するのか少々気になった。

 なお、記事によれば「問題の製品はロット番号が異なる」「誰が見ても日本向けとして違反」とあることから、手順ミスで出荷されたのがわかるが、業者任せでアメリカの検査機関が機能していないことを裏付けているし、米国内ではこのような危険部位混入が当たり前なのが再認識できた。
 もっとも輸入禁止になったのは米国産のみであり、カナダ産やメキシコ産が輸入禁止になった報道はない。迂回輸出する気になれば出来るわけで、(上限はあるにしても)各国の輸入量は見守る必要があるだろう。

 話は逸れるが、2ちゃんねるで情報収集したら「狂牛病殺人事件」なるものがあった。これについて非常によくまとめた記事がコレ。

  狂牛病殺人事件???Sasayama’s Weblog】

 1996年5月8日、日本人2名が射殺された。殺害されたのはTsunao Saitoh(斉藤綱男)氏とその娘、Louille(斎藤留理)さん。斉藤氏は当時46歳でアルツハイマー病の世界的権威であり、学会でアルツハイマー病とクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)との関係についての新説を発表する予定だった。
 同時期にBSEに詳しいMark Purdey氏の家が全焼し、彼の顧問弁護士二人と、CJDの権威であるC. Bruton博士が、それぞれ別の交通事故でなくなったり、その前には相当長い潜伏期間を経て発症するスローウィルス(slow virus)の研究者が FBIに別件逮捕されている。
 これは、BSEとCJDとアルツハイマー病との関係を巡る黒い噂として語り継がれてるらしい。逆手にとれば、米国では BSE(CJD)問題を少なくとも10年前には認識していたわけで、日本が 2003年まで野放し状態だった事を考えると、今更禁輸したところで手遅れ?とも思ってしまった。

 さて、本題に戻して、米国産牛肉の扱いをまとめたWikiがあった。

  米国産牛肉使用状況Wiki

 左から、使用企業・団体、不使用企業・団体が閲覧できる。食品製造業はあまり知らなかったが、S&B食品日清食品石井食品が不使用宣言をしていた。一方、使用企業として丸大食品とニチレイがリストアップされていた。
 また、昨日のニュースを見ていたら、株式会社あさくま社長の近藤氏が怒ってたり、米国産牛肉輸入停止でゼンショク社長の大石氏が悔しがっていた。すでに店舗で出荷し、在庫を抱えてるせいだろうか(ゼンショクはそうだった)。

  米国及びカナダにおける日本向けの牛肉認定施設の査察について(結果報告)(PDF形式)【厚労省】2005/12/26

 結局、こんな立派な報告書があっても無駄だったわけで、両国政府のメンツ丸つぶれだ。それにしても米国側はこれを「単純ミス」とさっさと謝罪し、輸入再開、更には対象拡大を要求。いかにも米国らしいが、日本と同じ基準をクリアしない限り、輸入再開は凍結すべきだろう。

参考記事)
 アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入
 カナダは引き続き日本へ牛肉を輸出し続けるというのだが。
  ※先ほども引用したSasayama’s Weblogより。
  ※管理人であられる笹山登生氏は衆議院議員。海外記事の引用が多い。

参考スレ)
 【牛肉】「アメリカ任せの安全」あっさり崩壊…米国産牛肉、わずか一カ月で再び禁輸に(ν速+板@2ch)
 【狂牛病】米輸入牛肉使用企業リストを作ろう!(外交政策板@2ch)
  ※米国産牛肉使用状況Wikiの元スレ.

本ブログ過去関連記事)
 ガイアの夜明け「アメリカ牛肉は大丈夫か」を見て(2005/8/17)
 米国産牛肉はBSEの他にホルモン剤の危険性も?(2005/11/29)
 日経レストラン:4人に3人が米国産牛肉を食べると回答?(2005/12/13)
 米国産牛肉を出しそうな外食は?(2005/12/15)
 米国産牛肉あれこれ(2006/1/10)
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コメント

日本シイベルヘグナー社について

輸入元の日本シイベルヘグナー株式会社さんは、「More Than Gourmet」さんのジャパン・オフィスであり、その「More Than Gourmet」さんは、輸出元のAtlantic Veal & Lambさんと、専門シェフのためのFresh/Frozen製品を作るための提携関係にあるということのようですね。
つまり、身内同士の製品の移動であったということになります。
となれば、日本シイベルヘグナー株式会社さんは、その事実関係についての説明責任が問われるのではないでしょうか。

  • 2006/01/25(水) 18:41:15 |
  • URL |
  • Sasayama #vIXFS59k
  • [ 編集]

 はじめまして、Sasayamaさん。コメントありがとうございました。

 Sasayamaさんの記事、拝見させて戴きました。うちでは FOODEX JAPAN 2006止まりでしたが、More Than Gourmet社まで追究されるとはさすがです。恐れ入りました。

 事実関係についての説明責任は当然でしょう。私には「米国産牛肉の加工品が輸入できないなら、(危険部位に関係なく)日本へ運んで作ればいい」としか見えません。何も説明がないので、尚更そう思えてしまいます。

 このような提携が日本シイベルヘグナー社だけならいいのですが、、今度はそちらが気になりました(^^;)

  • 2006/01/27(金) 16:50:03 |
  • URL |
  • tanukur #VgYZu9o6
  • [ 編集]

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