野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「東京っ子 早寝早起きTV漬け?」の産経新聞の意図

  東京っ子 早寝早起きTV漬け? 【産経】2/8

 記事は普通なのだが、産経新聞の場合、言いたいことが別にある気がした。
 タイトルは「早寝早起きTV漬け」だが、引用しているグラフは「子どもの将来に対する期待」。

 この記事は最初、2ちゃんねるのニュース速報+板(通称、ν速+板)で知り、Yahoo!ニュースとして取り上げられた。そこでベネッセの資料を検索したら、「おっ?」と思う場所があり、(忙しいのを横目に)記事にすることに。
 Yahoo!ニュースのソースである産経記事をメインリンクにしようと産経新聞サイトを閲覧すると、トップページに目立つ場所にあり、記事を見たら…、「おっ?」と思うグラフを引用していたので驚いた。なので、タイトルも予定変更(笑)。

 産経新聞が注目させたいところは、「子どもの将来対する期待」にある「他人に迷惑をかけない人」の中国(北京、上海)の回答だろう。なんと 5%にも満たない(北京 4.9%、上海 4.6%)。自分でもこれにはちょっと驚いたが、産経新聞がここをわざわざ引用しているのも驚いた。しかも、記事には触れていないから、したたかだ。ちなみに Yahoo!ニュースではこのグラフはない。
 産経新聞は「だから中国人(中国)は他人(他国)の事なんて何とも思わないんだよ」と言いたいのか?と思ってしまった。一方、対極的な朝日新聞はどうかと気になったが、残念ながら記事はなかった。代わりに(朝日新聞に近いと思われる)地方紙が見つかった。

  日本は協調、韓国は指導力/ベネッセが5市アンケート【四国】2/8

 このアンケートについて、「子どもの将来に対する期待」のみ注視し、早寝早起きTV漬けなど、子どもの実態の方をまるっきり無視。
 また、『日本は「協調性」で韓国は「指導力」、中国は「仕事で能力を発揮すること」』と勝手にまとめている。産経のグラフでもわかるが、トップを優先すれば、日本は「友人を大事にする」、他は「自分の家族を大切にする人」になる。
 たしかにグラフを見て特長をあげるなら四国新聞の指摘は的を射ているが、それなら『中国「他人に迷惑をかけない」を気にしない』も入れるべきだと思う。5%以下(95%以上)の数値は相当なものだろう。

 ともあれ、このアンケート結果は子どもを持つ親としてはかなり興味深い。調査元であるベネッセではアンケート結果が速報版として公開されていた。


  幼児の生活アンケート・東アジア5都市調査(速報版)Benesse 教育情報サイト
  ※直リンク(PDF形式、6,253KB)

 5都市の 0?5歳の教育環境から始まり、アンケート対象の構成、幼児の生活実態(就寝時刻、起床時刻、幼稚園などの滞在時間、TVの接触時間、パソコンの使用頻度、習い事)、母親の意識、父親のかかわり、子育て支援、母親の満足度がある。
 多岐にわたっており、新聞報道以外にもいろんな発見ができる。

 ただ、「現在の生活に満足していますか?」という母親の満足度を見ると、どの都市も 8割以上が「満足」しており、世間一般というより、中流階級以上の統計と見た方がいいかもしれない。
 親の教育レベルを見ると、大卒以上の割合は「東京」が最下位で、中国なんかはかなりエリート層な感じがする。北京、上海の母親は4年制大学卒+大学院卒が4割以上もいるし。

 ふと気づいたのだが、産経新聞の「子どもの将来に対する期待」は一部省略されていた。省略されたのは「自分の考えを貫き通す人」「のんびりと生きる人」「経済的に豊かな人」。特に「のんびり生きる人」はソウルでの第3位(32.2%)と決して低くない。
 スペースの都合も考えにくいし、台湾3位(26.7%)の「社会のために尽くす人」よりは特長があると思うのだが。韓国人の印象がよくなるから省いた…、、産経ならあり得るかな?(おい)。ただ、アンケートが「10設問中 3つ選択」とある以上、新聞報道ならば全データを表示すべきだろう。

 新聞報道以外にこの統計を見て驚いたのが、ソウル(韓国)の就寝時間。
 他が年齢が上がると共に徐々に減ってるのに対し、ソウルだけがほぼ一定。しかも、3歳児が一番短い(9時間37分と、東京の6歳児より20分少ない)。今後、韓国では子どもの睡眠時間が問題視されるような気がした。

 習い事も各都市に特徴があり、東京は「スイミングスクール」(22.5%)がトップなのだが、ソウルは「学習誌(ハングル・算数など専門講師が家庭訪問)」がダントツ(53.0%)。上海は「絵画教室」が49%で、総じて中国人は「絵画教室」がトップだった。

 母親の意識はやはり国民性を感じざるを得ない。子どものわがままに「叱りつける」か「分かるまで言い聞かせる」に対し、東京は 3:7なのが、ソウルは 7:3、中国・台湾は 1:9と極端に差が出ている。また、子育ての否定的な感情も各都市で差があり、興味深かかった。

 父親のかかわり(家事参加、育児)も面白く、東京のおとーさんがいかに家事に参加してないかよくわかる。全項目最下位(笑)。風当たりが強そうだ(´・ω・`)

 ともあれ、3?6歳の子どもをもつ親は見て損はないと思う。ただ、真剣に捉えず、こんなものかぁ?と思うくらいがちょうどいいかもしれない。

《追記》2005.2.8 16:30
 偶然こんな記事を発見(^^;)

  園児に早寝 半年で効果【読売】2005.4.29

 「日本小児保健協会の調査では、3歳児の5割は就寝時刻が午後10時以降。その割合は20年で倍になった。他の先進国を比べても、日本の乳幼児の宵っ張りは突出している」

 ベネッセ調査の速報版では、22時以降の就寝率が24.1%。やはり世間一般とは違うみたいです(´・ω・`)
 また、日本小児保健協会から見ると、台湾、韓国、中国は先進国ではないらしい。

参考スレ)
 【調査】 東京の子供、"早寝・早起き・テレビ漬け"…アジア5都市調査 (ν速+板@2ch)
 ※初めて、ばぐ太氏がレスするのを見た(笑) 6,15,18,19
スポンサーサイト

コメント

素朴な疑問

この調査結果を見て、強く思ったこと、。

この国で、この環境のなかで、この家族と、生活していくことが、私にとってのイチバン心地の良いことだと感じた。

で、調査結果はやっぱり、その調査機関の結果を見なければ何にもならないってことッスよね?(笑)

  • 2006/02/10(金) 10:40:19 |
  • URL |
  • teru_poo #-
  • [ 編集]

こんにちは、teru_pooさん。

調査元がベネッセだけにどうなんでしょうねぇ(^^;)
正式版は3月に有料で販売されるらしいけど、これでお腹いっぱいです(笑)。

捉え方は人それそれだし、この調査結果からうちの子育てが変わる訳もなく、
アジアの幼児教育や親の実態が(偏ってるとはいえ)わかったのが収穫でした。

  • 2006/02/10(金) 14:38:45 |
  • URL |
  • tanukur #Nzav08XU
  • [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanukur.blog8.fc2.com/tb.php/420-98b543ad

FC2Ad


アクセス解析

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。