野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

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中外製薬に厚労省官僚が天下り

 タミフル販売元へ天下り【赤旗】3/20

 タミフルの輸入販売元である中外製薬に、厚生労働省で医薬品の審査管理などにたずさわった官僚が天下り、常務執行役員に就任してたそうで(´・ω・`)

 ちょっと気になったので調べてみた。


 赤旗によれば、「天下っていたのは、安倍道治氏。同氏は、静岡県立静岡薬科大学卒業後、1973年旧厚生省に入省。薬務局経済課課長補佐、企画課課長補佐、医薬安全局安全対策課長、厚生労働省医薬局審査管理課長などを歴任。2003年8月に厚労省を退職。同年8月に医薬品規格書の充実と普及などを行う日本公定書協会常務理事に就任。その後、中外製薬に天下っています」と、経歴を細かく報告。

 氏名がわかってれば調べやすいと、その名前を Google検索してみると…


 トップが、ノーパンしゃぶしゃぶ「楼蘭」顧客名簿(´Д`)
 厚生省の欄に「安倍 道治(安全対策課長)」としっかり載っており、いきなり接待に弱い官僚のイメージが(笑)。

 それはさておき、気になった記事が2つ。

  小児用プロトピックの発がん性明瞭に認識医療ビジランスセンター

 小児のアトピー性皮膚炎治療薬として、プロトピック軟膏0.03%を承認するか、2003年6月26日に開催された厚労省薬事分科会で最終審議が行われたが、複数の団体が発ガン性を理由に不承認の要望書を提出したにもかかわらず、条件付きの承認が確認され、7月には承認された。

 「薬事・食品衛生審議会薬事分科会 議事録(平成15年6月26日)」では、承認ありきで話しが進む中、安倍審査管理課長が企業側に発ガン性の追試を指示した点が興味深い。
 企業寄りの姿勢をするかと思っただけに、これには驚いた(その後、発売元であるアステラス製薬では安全性について記事を掲載している)。
 ちなみに、医療ビジランスセンターは、タミフルの異常行動をいち早く警告した団体でもある。

 もう一つはこれ。

  松村明仁被告刑事裁判 冒頭陳述書AIDS SCANDAL

 同姓同名の人物が登場するが、赤旗の経歴には「生物製剤課長補佐」の肩書きはない。冒頭陳述書を「安倍」で検索して読む限り、帝京大学 安部英氏などに、問題の輸入血液製剤の早期認可に利用されているように読み取れた(※間違ってたすいません)。

 他にも安全対策課長時代の記事や、最近の日米の新医薬品の承認審査に関する比較を読むと、現場サイドの視点で仕事をしていたのがわかる。

  薬剤師は真価を発揮できるか株式会社ファーマビジョン社
  日米の新医薬品の承認審査に関する比較[PDF]【医薬産業政策研究所

 新薬の考えについては製薬会社寄りだが、「情報公開というのは大切である。国民の目に晒されることは、組織等の改善につながる」「承認は「仮免」である。(中略)したがって、承認後も承認の妥当性について継続して検討されるべきであり、それが現在の再審査・再評価制度である」あたりは評価できると思う。是非、この考えは中外製薬でタミフルを始めとする新薬に実践して貰いたいものだと思う。

 赤旗が指摘するように、タミフル関連で天下りと言われても仕方がないし、記事を読んだ第一印象はそうだった。厚労省官僚が製薬会社に天下れば、官民癒着関係があってもおかしくはない。
 ただ、中外製薬、タミフルというキーワードで、何でも直結させるのは無理があると思う。タミフル承認に大いに貢献した証拠があればまだ納得がいくのだが。


 今回の分科会を見て思ったのは、新薬承認の意見を強く発言しているのは誰か?と考えると、官僚というより、分科会所属の大学教授の方がずっと力が強く見えた。過去にも似たような議事録を見たことはあったが、企業寄りの意見を強く言っていたのは大学教授だった(特に名誉教授という肩書きを持っている人)。


 ついでに、赤旗にあった中外製薬のコメント、「弊社には厚生労働省OBが一人いるが、誰かは言えない」が気になったので調べてみた。

 まずは、会社概要を見て、執行役員を「(氏名) 厚生」で検索。同姓同名の人物が短時間で見つかった(第108回国会 環境特別委員会 第3号)。これが当人であれば「厚生省薬務局審査第二課長」の肩書きを持つ官僚が天下っていることになる。

 単純に天下りとなれば、重要なポストにつき、数年で退職金をたんまり貰うイメージしかないが、この人物はそうではなく、平成13年9月 中外製薬 会社概要[PDF]に、常務執行役員という肩書きで在籍しており、今年3月からは常任顧問に就任する([PDF])。ちょっと今までのイメージと違う。

 そこで天下りを考えるべく、検索してみる。

  天下り Wikipedia
  天下りとは何ですか? いけないんですか?【Yahoo!知恵袋】

 今回のような、新薬などを審査する立場にいた者が民間製薬会社に勤務することは有用な気もするが、ノーパンしゃぶしゃぶだけに、やはりバーター取引と勘ぐった方がよいのだろうか。


# あー、のんびり宣言した翌日、とばしてるし…(´・ω・`)
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コメント

 ども、お久しぶりです。お元気そうでなにより。僕は追突されて自宅療養中(店も自宅ですがw)です。車全損、後遺症が少し出てるので、MRI検査が控えております。

 天下りと言えば、ちょっとした事例を。
 知り合いの警察官の方、この方は機動隊でしたが天下りというか再就職で自自動車学校へ。「人に対して『コラっ!』って言える」業種の人ですから、良い事例?なのではないかと。教わってる方は大変でしょうが。

 次は学校の校長先生。教育委員会に行った次は市内の銀行顧問。これは完全に天下りですね~。

 自分の利権関係に行くっていうのは一般的に見てちょっととは思いますが、企業側からすると、どうなんでしょう。便宜を図ってくれる事を見通して受け入れるのか、今後のためを期待して受け入れるのか。安く受け入れて巨大な利益、そして人脈をって考えてみると企業としては価値があるのかもしれない。受注の金額よりも高く付いた場合、それでも飼っておくのかって批判もあるんだろうけど、出社しないんじゃなぁ。
  もし、株主総会とかで天下りの件取り上げられた場合、受け入れ企業は説明するのでしょうかね。「その人物を受け入れた事による受注効果ははたして」なんて言われたら説明出来ないんじゃないでしょうか。
「接待の『ノーパンシャブシャブ』の詳細を明らかにせよ!』なんて総会屋のネタみたいだなぁw

  • 2007/03/23(金) 16:44:18 |
  • URL |
  • よすけ #M9qGq2VE
  • [ 編集]

 ご無沙汰しております、よすけさん。交通事故で後遺症、、ご愁傷様でした。
 MRI検査で異常がなければよろしいですが…、何事もない事をお祈り申し上げます。

 天下りについて、身近な事例、ありがとうございました。すごくわかりやすいと思います。
 民間企業については官民癒着がなく、給与に見合った勤務していれば問題ないと思いますが、そうでない人達が多数いるのが現実のようで困ったものです。
 (総会屋対策費を捻出している企業もあるそうですが)民間企業は株主総会で吊し上げできますが、○○法人みたいのだと、やりたい放題ですからねぇ(´・ω・`)

  • 2007/03/24(土) 12:01:26 |
  • URL |
  • tanukur #VgYZu9o6
  • [ 編集]

はっきり申し上げれば、本省の課長どまりということは、本省のキャリアないしキャリア相当(内部での昇格なし)ではない。つまり、企業の中堅管理職である。今問題なのは、天下りとはいうが、天上がりの人材が多数いることはご存じか。

  • 2007/09/17(月) 08:20:33 |
  • URL |
  • 実は天上がり #TY.N/4k.
  • [ 編集]

このような中堅管理職が大企業や公益法人の理事長になっていることは、天下り禁止以前の問題でもある。だまされているということだ。

  • 2007/09/17(月) 08:22:58 |
  • URL |
  • 実は天上がり #TY.N/4k.
  • [ 編集]

中外製薬とタミフルの関係

中外製薬とタミフルの関係は、親会社がロッシュだということです。
つまりタミフルはロッシュが開発し中外が国内で販売!ちゃんと工場の看板にはロッシュグループと書いてありますね。

  • 2008/09/14(日) 11:17:24 |
  • URL |
  • 名無しさん #-
  • [ 編集]

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