野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大きく報道されない米国産牛肉の輸入条件違反

 あまり大きく報道されないせいか、先月の輸入条件(危険部位除去,生後20ヶ月以下)違反を知らなかった。

  米産牛肉に輸入条件違反の疑い【産経】2/16

 そこで実際はどうなっているのか。気になったので、輸入再開後の経緯を農林水産省サイトから見ることにした。


 2006年10月26日 輸入手続停止前の未通関の米国産牛肉の取扱いについて

 本年7月27日の輸入手続再開以降、米国産牛肉の輸入量は、約2,700t(10月24日現在)となっており、特段の違反事例は確認されていない。
(中略)
 厚生労働省検疫所及び農林水産省動物検疫所は、輸入手続再開後3か月後に当たる10月27日より、未通関牛肉について、輸入業者による全箱確認を実施した上で、問題がないものに限り、輸入を認めることとする。

 再開後、三ヶ月に違反がないのはいいとして、これに紛れて未通関牛肉(2005年12月から2006年1月までの間に輸入され、国内で保管されている輸入手続停止中の米国産牛肉)の輸入を認めたのが気になった。輸入業者による確認って…、ノーチェックと変わらないような(´・ω・`)
 実際にほとんど(約700t)がそのまま輸入された(輸入手続停止前の未通関の米国産牛肉の取扱いについて[06/12/18]より)。

 2006年11月 8日 米国産牛肉の混載事例について

 10月30日、輸入業者から動物検疫所大阪出張所に対して、大阪港に到着した貨物の中に特定危険部位ではないが、米国農務省発行の衛生証明書に記載されていない胸腺(1箱)が含まれていた旨、報告があった。
(中略)
 上記貨物を含め、当該施設から出荷された貨物については、一旦、輸入手続を保留するとともに、当該事例について、米国側に調査を要請したところ、本日までに、誤って日本向け貨物とともに出荷されたものであり、今後、当該施設において出荷時の貨物の確認を強化する旨説明があった。
(中略)
現地調査により実施状況を確認することとし、念のため、当面、当該出荷施設からの輸入手続を保留する。

 さっそく違反…に近い輸入が行われ、一騒動に(´・ω・`)
 危険部位ではないにしろ、内臓はマズイだろう。この一ヶ月後、米国農務省から調査報告書[PDF]が来るが、なんかありきたりで、今まで何やってたの?と思ってしまう。

 2007年 2月16日 米国産牛肉の混載事例について

 2月5日、倉庫業者から動物検疫所川崎分室に対して、横浜港に到着した貨物の中に、米国農務省発行の衛生証明書に記載されていない牛肉(ばら肉2箱)が含まれていた旨、報告があった。(中略)動物検疫所川崎分室において、一旦、当該貨物の輸入手続を保留し、輸入者に対して確認するよう指示した結果、当該牛肉は20か月齢以下と証明できる牛由来ではない可能性があるとの報告があった。
(中略)
 厚生労働省及び農林水産省は、当該事例について、米国側に調査を要請したところ、本日、誤って日本向け貨物とともに出荷されたものであり、詳細については、現在、調査中であるとの報告があった。
(中略)
当面、当該出荷施設からの輸入手続を保留することとした。

 ついに違反が起こる。興味深いのは米国側の言い訳が昨年11月のケースと同じところ。これも一ヶ月後に米国農務省から調査報告書[PDF]が提出されるが、言いたいことは似たようなものだった。
 違反なだけに、さすがにこれには政府も当該施設からの輸入手続停止、米国政府に対し当該施設について対日輸出認定リストから除外を要請したが、今のところ回答はない。

 2007年 3月 2日 米国産牛肉入りソーセージの誤積載が疑われる事例について

 2月22日、動物検疫所神戸支所から神戸港に到着した米国産七面鳥肉、豚肉、豚肉ソーセージ等の貨物(1,108箱:約16トン)の中に、包装フィルムの原料ラベルに「牛肉」と記載されているソーセージ(2品目、2箱)が含まれていることを現物検査により確認したとの報告があった。
(中略)
 現在、米国からの牛肉加工品の輸入は認められておらず、また、この2品目は、米国農務省発行の衛生証明書の記載内容と異なることから、動物検疫所神戸支所において、一旦、当該貨物の輸入手続を保留するとともに、農林水産省から米国政府に調査を要請した。
(中略)
米国側による詳細な調査結果の報告を受けるまで、当面、当該貨物の輸出業者からの輸入手続を保留することとした。

 こうなると違反するというよりは、守るつもりはない、としか思えない。まだ、調査報告書は公開されていないが(4月上旬?)、内容は想像がついてしまう。

 そんな中、昨日、シーファー駐日米大使が「技術的な間違いや違反というものは時々起きる」と開き直った発言をしたらしい。

  「違反は時々起きるもの」牛肉輸入問題で米大使【朝日】3/29

 バレたら、ミスとすればよいと思っているのだろうか。さらに、輸入条件の緩和を認めるよう(月齢20カ月以下を30カ月以下に緩和)、改めて要請するなど開き直っているのが何とも(´・ω・`)

 ルールを守ろうとしない(守る気がない)国の食品は、気分的に食べようとは思えない。そんな気がした。
スポンサーサイト

コメント

やっぱり買えないな。。

顧客の注文に満足に応えられないのに、ウチの製品を買えって言うんですね・・・アメリカさんは
殿様商売の手本ですな。。

  • 2007/03/30(金) 23:20:05 |
  • URL |
  • ゆきかぜ #hDTnLW5s
  • [ 編集]

白人と中国人は救いようがない

白人の帝国主義は昔からですよ。
すべては弱肉強食でアメリカの植民地であるニポンは意見を言えるだけましなんじゃないかなぁ。
実際に輸入を止めたりしたら日本の輸出品に制限かけて仕返ししてくるだろうし。
残留農薬問題で輸出できなくなった仕返しに、化粧品(SK2)に毒が入っていると嘘ついて回収騒ぎを起こす中国ほどアフォじゃないから巧妙にやってくるだろうし。
NHKでもやってましたが、EUは自国の農業を保護するためにアフリカを搾取し続けてますしね。

 はじめまして、ゆきかぜさん、横漏れパパとウンコリンさん。

 本来ならマスメディアが昨年輸入停止に追い込むほど報道してくれれば、国民の関心も高まり、輸入停止の可能性もありますが、今回は完全に骨抜きにされ、(勘違いかも知れませんが)容認する雰囲気すらあるからたまりません(´・ω・`)
 こう経緯を並べたら、停止するのが当然だと思うのですが。。
 殿様商売のまま、米国産牛肉が加工メーカーを中心に浸透していきそうです。

 (ここから個人的意見ですが、)欧米が途上国を搾取している構図は横漏れパパとウンコリンさんのご指摘の通りだと思います。途上国の貧困を救おうと思えば、まず、ここから変えていかないとダメでしょうが、どう考えても無理でしょう。
 中国は…、中華思想が根付いてますから治らない気がします(こら)。

 コメントありがとうございました。

  • 2007/04/06(金) 10:50:52 |
  • URL |
  • tanukur #VgYZu9o6
  • [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanukur.blog8.fc2.com/tb.php/455-7d9b149f

FC2Ad


アクセス解析

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。