野良里蔵狸 -norakura-

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2006年の世界CO2排出、最悪シナリオ上回る

 06年の世界CO2排出、最悪シナリオ上回る【朝日】4/11

 2006年に石炭や石油など化石燃料の使用で世界に排出された二酸化炭素(CO2)量が、過去最大の83.8億トン(炭素換算)にのぼり、2000年から20%も増加したとのこと。
 増加率は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が最悪で 2.3%だろうと予測していたが、実際には平均 3.1%と軽々と上回ってしまった。

 記事では「国別の排出量は米国と中国が飛び抜けて多く、2国で世界の3分の1以上を占めていた。続くロシア、インド、日本を含めると世界の半分以上となる」とあるが、日本がどの程度ヒドいのかこれではピンと来ない。
 また、「人口1人あたりでは…米国は中国の約5倍だった」と朝日新聞らしい論調になっており、「もしかしてアサヒってる?」という疑念も。

 そこで情報源となる米国アースポリシー研究所サイトへ行ってみたら、この記事に関する情報がしっかり載っていた。


 Carbon Dioxide Emissions Accelerating RapidlyEarth Policy Institute】4/09

 CO2の排出量だが、グラフを見るだけでも凄まじいのがわかる。

 たった 6年で 20%(1950年からみれば 5倍以上)も増加しており、地球温暖化に歯止めがかかるどころか加速しており、危機的状況が伺える。気温と海面上昇は予測より早く高くなってしまうのではないだろうか。

 国別だが、記事の通り、米国と中国が突出しているのが明らかにわかる(グラフ)。


2006年 石化燃料からのCO2排出(トップ10)
排出量(100万t単位)
比率(%)
米国
1,656
19.8
中国
1,480
17.7
ロシア
437
5.2
インド
391
4.7
日本
342
4.1
ドイツ
221
2.6
カナダ
177
2.1
英国
171
2.0
韓国
130
1.6
メキシコ
123
1.5
その他
3,249
38.8
合計
8,379
100.0

 朝日新聞では触れてないが、記事ではアジア地域での急速な伸びを指摘している。


 CO2排出量は5つの国が約半分を占め、特に米国、中国が飛び抜けている。
 米国は100年以上もトップを維持しており、2006年でも 16.6億トン、全体の19.8%を排出した。
 中国は石炭消費により排出量が急速にのびている。排出量は 1990年から 2倍以上になり、2006年では14.8億トンに達し、全体の17.7%である。アナリストは2009年までに中国が米国を追い越し、トップになるだろうと予測している

 他の3国はロシア、インド、日本で、それぞれ 5.2%、4.7%、4.1%を排出している。このうち、インドの排出量が急速にのび、1981年と比較し 3倍に達している
 インドと中国の排出量増加は、アジアでの急速な工業化と経済成長がその背景にある。2000年から、アジア地域でのCO2排出量は他の地域に比べ、5倍以上ものびている。1970年では全体の10%以下だったが、現在では三分の一を占めるまでになっている。

 (※誤訳がありましたら修正しますのでご指摘下さい)

 人口1人あたりは次の通り。

2006年 石化燃料からの一人あたりのCO2排出量(トップ10)
一人当たりの排出量(t)
カタール
22.4
アラブ首長国連邦
13.3
クウェート
10.4
シンガポール
9.2
米国
5.5
カナダ
5.4
ノルウェー
5.3
オーストラリア
4.5
カザフスタン
4.1
サウジアラビア
3.9
世界平均値
1.3

 「米国は中国の約5倍」の表現だが、原文の方にも同じ指摘があり、こちらでは「中国の5倍以上、最も少ない国とでは 200倍以上」とさらに罵倒されていた(笑)。
 ただ、これを逆手にとるなら、もっとも少ない国でも 20?25kgほど排出していることがわかる。

 これまでは化石燃料燃焼による CO2排出を算出したものだが、それ以外にも森林伐採や農地開発による火災も多くのCO2を排出すると指摘している。

2000年 土地利用変化によるCO2排出(トップ10)
CO2排出量(100万t)
インドネシア
699.0
ブラジル
374.2
マレーシア
190.6
ミャンマー
116.0
コンゴ民主共和国
86.5
ザンビア
64.2
ナイジェリア
53.1
ペルー
51.1
パプアニューギニア
39.8
ベネズエラ
39.3
合計
2,077.8

 記事によれば、毎年 20億トンもの CO2が排出され、これは米国よりも多い。(統計が 2000年と古いが)インドネシア、ブラジルは 2006年の日本よりも多く排出している。
 さらにインドネシアでは 2007年秋に大規模な火災が起きていた。

  インドネシア、大量CO2 焼き畑で泥炭火災相次ぐ(2007/10/7)

 この火災だけでも日本の排出量を上回るという。


 ICPPではこのまま放置していけば、2030年の排出量は 2000年の倍になり、気温も 3℃上昇するのではと予測している。

 現在、日本ではCO2削減が叫ばれているが、日本よりはもっと率先してCO2削減をしなければならない国が多数あるような気がしてならない(だからといって日本は削減する必要はない、と言うつもりは全くない)。
 まず、米国、中国、インドを始めとする先進国は化石燃料によるCO2排出を削減、インドネシア、ブラジルをはじめとする国々は自然破壊を見直す等と、地球規模で CO2を削減を本気で考えないといけない時期に来ているのではないか。

 もはや日本だけが頑張って CO2削減しても、地球温暖化はもう止められない。
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  • 2008/04/28(月) 16:39:44 |
  • |
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IPCCについては、もう少し調べてみることをお勧めします。

私はブログ主さんの日本ユニセフ協会への批判は大きく的をはずしていると考えていますが、IPCC(とそれに便乗する各国政府・企業)はいくら批判しても足りないと思います。

今、地球環境保護の美名の下、兆円単位の血税が無駄遣いされようとしています。

  • 2008/07/21(月) 21:04:38 |
  • URL |
  • がえる #-
  • [ 編集]

一度『地球温暖化詐欺』で検索してみて下さい。
”CO2で温暖化”は大嘘です!

  • 2008/08/07(木) 02:28:41 |
  • URL |
  • こよみ #-
  • [ 編集]

もっときちんと調べてから発言する人かと思っていたのがっかりです。
二酸化炭素に踊らされすぎです。

  • 2009/05/05(火) 04:03:53 |
  • URL |
  • かちきと #Y7SJeVSc
  • [ 編集]

「最高裁国民審査毎年1回施行改革断行国民投票」

内部告発 <政策ビラの新聞折り込み 私のは半分捨てた!> 姫井由美子速報!!! 
http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/520.html#c52

今度の選挙最大の憲法違反公選法違反がまさにこのすべてのマスゴミがスクラムを組んでの選挙誘導報道であり国民審査無報道隠蔽である。

この一事を以て今度の選挙が完全に違憲状態で投票されたとして直ちに最高裁によって選挙無効再投票決定が出されなければならず、最高裁がこの当然の公明正大な選挙やり直し命令を出さないのなら、この国はすでに法治国家では無く無法国家でありならず者政府独裁国家である。

つまり我が国では郵便ポストが赤いのも猿のおしりが赤いのもなんもかんもみ~んな我が国の放射能無主物最高裁が悪いのである。

ただちに国民投票を立ち上げ最高裁国民審査を税務申告同様毎年1回必ず行うよう主権者倫理道徳国民の直接投票で破廉恥奇形司法を廃し厳正なる司法へとの直接民主主義改革を断固として即座に成し遂げよう!
官邸前脱原発デモの今後の表看板とすれば良いね。

  • 2012/12/22(土) 01:38:23 |
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  • 2014/07/17(木) 01:44:28 |
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