野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

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「ちびくろ・さんぼ」復刊

  「ちびくろ・さんぼ」復刊

 ちびくろ・さんぼが4月上旬に復刊するらしい。子供の時にお世話になった絵本だけに嬉しい限りだ。内容は…オチしか覚えてない(笑)。ヤシの木に登って、虎がぐるぐる廻ってバターになって、そのバターでホットケーキを食べたお話。なんじゃそりゃ。
 サンボという言葉が黒人差別を助長するとのことで1988年に絶版し、同じ話が変な名前で出た記憶がある。
 調べてみたら「トラのバターのパンケーキ―ババジくんのおはなし」。ヘレン・バンナーマン原作からしてまず間違いないだろう。んでも、ババジくんって何だよ。ジジババをイメージしてしまったじゃないか。せめてちびくろくんにしてくれよ。それとも原作がババジくんだったのだろうか?。だとすれば、ちびくろさんぼと訳した人のセンスは素晴らしいと思う。さらにツッコミたくなるのが表紙。黒人の子供が虎にまたがって、傘さしてるんですが…。追いかけられてバターになる虎にまたがっていいんでしょうか?。これ、別の意味で衝撃を受けた。

 ともあれ、今日の新聞の片隅にあったので、情報源をしっかりするためにもインターネットで記事を検索しリンクを貼った訳だが、話はここで終わらなかった。
 なんと、ちびくろさんぼはすでに復刊し、書店で並べられていた。え?




 記事検索の中に「ちびくろサンボ情報(新着情報)」とあった。その一番下に 『ちびくろサンボ』関係の本を出版しました とある。もう5年半前のことだ。履歴を追うと 1999年夏はちびくろサンボがプチ社会現象だったのがよくわかる。知らなかったよ(´・ω・`)

 出版された本は「ちびくろさんぼのおはなし」。原作者も同じだし、amazonのレビューを見ても評価が高い。内容も忠実だそうだ。しかし、この本。amazonのサーチにひっかからない。「ちびくろさんぼ」としても出てこないのだ。4冊出るが、うち3冊は取扱不可(絶版?)、残りは原作者がないので違う(と、ここでは解釈)。一応「ちびくろさんぼのおはなし」ではちゃんとでてくる。当たり前の話だが。深い意味はないと思いたい。余談だが「ちびくろサンボ」だといろいろでてきた。
 そう考えて報道を見直すと今回の復刊本と訳者が違うのに気づく。でも原作者は同じだ。うーん。
 さらに注意深く見ると「ちびくろさんぼのおはなし」の訳者(灘本昌久氏)のHPではちびくろサンボと表現している。過去に出版されていた書籍はちびくろさんぼ。これは何かあるのか?。一瞬、きな臭さが脳裏をよぎる。
 そこでもう一人の訳者、光吉夏弥氏を調べる。が、考えてみればちびくろ・さんぼはかなり昔からある本だ。案の定、追跡した結果、1904年生まれと、命日(3月7日)があることがわかった。そう故人である。そうなると今回の復刊は誰が仕掛けたのだろうか?。遺族?。記事にはそこまでないし、灘本氏のHPにも現時点でコメントはない。

 個人的には灘本氏がオリジナルの訳者に配慮して、全く同じ表現を避けていると考えたい。だから「ちびくろ・さんぼ」でなく「ちびくろさんぼのおはなし」にしたのではないかと。その方が絵本の世界に相応しい。
 機会があれば、両方の絵本を見比べたい。ひとまねこざるシリーズの訳も手がけ、絵本の翻訳に活躍した光吉氏と、本業は部落など差別問題で活動している灘本氏。ひと味違うと思うのだが。
 大人(25歳以上?)なら知らない人はいないのではといえる、ちびくろ・さんぼ。日本の童話がつまらない理由で内容が曲げられている中、原作通りに復刊するのはいいことだ。我が家の子供達にも読ませたいと思う。
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