野良里蔵狸 -norakura-

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不妊治療のリスク

  胚盤胞移植で体外受精、胎児障害の危険高まる

 専門用語が多くよくは分からないのだが、胚盤胞移植という体外受精の手法を使うと特殊な形態の双子を妊娠する確率が11倍以上になり、死産や脳障害のリスクが増える。だから気をつけようという話なのだが、なんか釈然と来ない。

 まず、全体的な数字が揃わないとどれくらい危険か分からない。サイコロ 2個ふってピンゾロ程度なのか(36回に1回)、さいころ10個ふってピンゾロなのか(60,466,176回に1回)。11倍は確かに大きなリスクなのだが、全体的な数字からどれくらいなのかが分からないと、単に「こんな事がありますよ」と言われても覚悟ができないのではなかろうか。




 そこで調べてみたが、双子の出生率は分かっても(ココ)、不妊治療の成功率(さらに双子が妊娠する確率)がさっぱり分からない。出生は国に届け出る義務があるため厚労省で管理できるのだろうが、不妊治療については各病院でしか管理されてないくさく、よくわからない。たしかに統計から双子の出生率が増えてるのが気になるが(特に高齢)、因果関係は読み取れない。
 同じように不妊治療が成功して無事出産できた確率とか、不妊治療の子供が通常の子供と比べてどれくらい障害に差があるかもわからない。実際、病院単位の数字ばかりで、ばらつきが多すぎる。

 こうなると11倍に意味があるのかと思うが、よく見ると「静岡県浜松市の聖隷浜松病院の調査」とある。以前TVで見た記憶があったのでHPを見てみたらビンゴ。患者に対して情報公開を積極的にやっており、インターネットでもカルテを閲覧できる数少ない病院だった。なるほど。数字には問題ないだろう。しかし 701例ではサンプル数が少なすぎないか。それに体外受精で妊娠した数が 701例とあるが、そのうち胚盤胞移植で妊娠した数が書いていない(胚盤胞移植による共有胎盤の多胎妊娠が 6例としかない)。また、その 6例が無事出産し、未熟児かどうかもない。これでは片手落ちだ。結局の所、4月 5日の論文待ちということか。

 話は変わるが、うちは子供が二人いる。いづれも不妊治療ではないが、お世話になった産院が不妊治療も行っていた(結構有名らしい。いい産院だったが現在は不妊治療専門医)。たまたま出産直後のかみさんと赤ん坊に会いに、間違って受付から入った時、診察待ちの通路がいつも違っていたのは今でも忘れない。普段は子供もちょろちょろして、おかーさん方がおしゃべりをしてるのだが、子供はいないし、人が多いのに話し声が全然しない。後で知ったのだが、不妊治療の診察時間だった。
 さすがに、これを見てから子供がいない夫婦に「子供まだ?」とか「子供いた方がいいよぉ」とかはおいそれと言えなくなった。もともと子供いらない夫婦もいれば、欲しくてもできない夫婦もいるわけで、特に後者は身内以外に相談もできず、親からもプレッシャーもあり、大変なのではなかろうか。

 個人的には不妊治療は増えていると思う。具体的な統計はないが、環境問題や結婚高齢化など要因は幾らでも考えられる。そう考えると不妊治療は必要だし、もし不妊治療によりリスクがあるならば、厚労省は不妊治療用の統計をしっかり取るべきではないか。また、少子化対策に不妊治療は欠かせないことになる。通常も含め、分娩まで費用がかかりすぎるので保険の対象を広く持たせるべきだろう。実際、うちも大変だった(1回の通院で 5,000円以上とか)。そんな折り、年金問題は今回も先送り。少子化対策も何も聞こえないし、この表裏一体の対策をしなくて大丈夫なのか。危機感が全く感じられない。消費税を上げればいいやと始めから決め込んでいるようにも見える。
 今回の記事作成にあたり、このような話もあった。氷山の一角だろうが、不妊治療は社会問題としてあまりに軽く扱われすぎている。


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