野良里蔵狸 -norakura-

tanukurのブログ。不定期更新(´・ω・`)

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第442連隊

 たまたま、TVを見てたらこれが取り上げられていた(3/30 きょうの出来事「ヨーロッパ戦線の侍たち」)。若い頃、第二次大戦関連の書籍をよく読んでいたので、名前を聞いて、欧州戦線で活躍した日系人の部隊というのはすぐにわかったが、実体まではよく知らなかった。
 TVでは第442連隊に所属していた子孫がイラク派兵に向かうシーンから始まり、第442連隊の歴史を紹介していた。



 真珠湾攻撃が始まるとアメリカ国内の日本人(日系二世)は荒野の強制収容所に連行されてしまう。そんな中「今こそ、アメリカに忠誠を見せる時だ」と彼らは軍に志願。その数、数千人以上。軍部もその熱意に折れ、第442連隊が編制される。ただ、442が「しにに」と死にに行く部隊みたいで一部では不評だった。
 懐疑的な部隊を日本軍と戦う太平洋戦線に投入する訳にもいかないので、ドイツ・イタリア軍と戦う欧州戦線に投入されたが、最前線に投入されては着実に結果を残していった。特に「失われた大隊」の救出は彼らの名を不動のものにした(ドイツ精鋭に包囲された200人足らずの部隊を800人以上の犠牲を出して救出)。様々な彼らの活躍により日系人は強制収容所から解放され、彼らは今も誇りにしているという話だった。
 以上はTVでの報道だがこの記事を書く前にリサーチをかけたらいろいろな事がわかった。

 例えば強制収容所にしても、ハワイとアメリカ本土では扱いが違うこと。
 当時はハワイに約16万人、米国本土に約13万人の日系人がいて、本土はほぼ全員が荒野の強制収容所に連行されたのに対し、ハワイではほとんどが一般市民として生活していた。
 志願兵を募った所、本土組が約1,500人に対し、ハワイ組が約 1万人。よく、収容所の人達を解放させるために彼らは頑張ったという記事を見かけたが、少々疑問を感じた。確かに一部の人はそうだったかもしれないが、不当な差別を受けなかったハワイ組が多数を占めることから、国家に対する忠誠心が高く、日系二世が優秀だっただけではないかと。なんか、日本民族が優秀なんだと言わんばかりで少々恐縮ですが。

 戦歴を見るとこれが凄い。大戦中、総勢で約16,000人なのだが、個人勲章獲得総数18,143個、累積死傷率314%(一人平均3回)、名誉負傷勲章獲得者6,700名とすべて米国陸軍部隊でトップ。死傷率97%の戦闘や、撤退命令を無視して戦闘する話もあったが、この数字をみれば納得してしまう。イタリア降伏をきめるローマ進撃も政治的判断がなければ彼らが一番のりだったらしい。凄すぎるぞ、お前ら。
 なお、強制収容所が開放されたのは1946年、すなわち太平洋戦争が終わって 1年後であり、これだけめざましい活躍をし、日本が降伏の兆しをみせても解放される事がなかったのは残念だ。当時の大統領、ルーズベルトは東洋人(特に日本人)が嫌いだったとか。納得。

 戦争中、日系二世が不当な差別を受けながらも頑張りぬいた姿は感動した。ただ、アナウンサーが第442連隊を「よんひゃくよんじゅうに」と発音するのが耳障りだった。軍用数字は「よんよんにー」と呼ぶのを知らないのかな。

 そういえば、ホリえもんが韓国中央日報で「日本のメージャーブランドのうち、経営不振に陷った企業を引き続き買収すればいい。例えば、プロ野球の西武球団のようなものを現代自動車が買収すればいいだろう」と発言したとか(ソース)。
 祖国のために頑張った人たちがいる一方、自国企業を売るような発言を平気でする奴もいる。元は同じ日本人なのに。そう考えると、日本が国としておかしくなってるのかなと思うのであった。

参考サイト)
  Go For Broke - M1 Bayonet
    手っ取り早く第442連隊がわかるサイト。
    短編小説に近く、脚色があり、時代考証が若干低い。△。

  ハワイ日系移民の歴史 日系陸軍歩兵第442連隊の編成
    ハワイ日系移民の歴史より、第442連隊を2回に分けて解説。
    良く調査したものだと感心。考察もしっかりしている。◎。

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